たまたま偶然に同じバスに乗り合わせて、たまたま偶然目的地が一緒で、たまたま偶然趣味が一緒で、そんなに深くないけれど、なぜかお付き合いが続く方がいらっしゃいます。お会いしたのも3回ほどだと思うのですが、知り合って13年ほどが経ちます。毎年、年に4,5回季節の野菜を送ってくださいます。その方から今年も、春野菜の詰め合わせが頂きました

大阪にお住いでしたが、心機一転、宮崎に農地を求められて移住されました。晴耕雨読の生活と思いきや、無農薬で自然農法で野菜作りをしてられるので、なかなか大変だそうです。敷地の周りには、お茶の木を植えて、果樹もなん十本と植えてられるそうです。
春の詰め合わせは、えんどう豆、きゃらぶき、玉ねぎ、そら豆です。玉ねぎはすごく大きくて、大きなぬいぐるみの頭ほどあり、柔らかく瑞々しいです。そら豆は塩ゆで、きゃらぶきは普通のふきよりも柔らかかったので花かつおであっさり煮ました。えんどう豆は、豆ご飯用に取り分けて、今回は、卵とじを作ってみました。えんどうの風合いが隠れないよう薄めの味付けにしました。
無農薬なので、甘夏を頂いたときは、皮ごと使ってマーマレードにしますし、お節には、根菜類が助かります。特に赤目は、スーパーで売っているものとは味が全然違います。トマトにしても送って頂いた野菜は本来の野菜の味がしっかりしています。
12月の便に、ふきのとうが入っていたことがありました。こちらでは早くとも3月にしかお目にかかれないものです。春の便りと共に、暖かい心遣いに感謝です

